暇人のドラマ・映画感想ブログ

ありきたりですがドラマ・映画の感想と考察を。

朝の連続テレビ小説 舞いあがれ16週(あらすじ・感想と考察)

舞いあがれ16週 母と私の挑戦 あらすじ・感想と考察

キャスト

岩倉舞(福原遥)岩倉めぐみ(永作博美)岩倉悠人(横山裕)笠巻久之(古舘寛治)梅津貴司(赤楚衛二)梅津勝(山口智充)梅津雪乃(くわばたりえ)望月久留美山下美月)津田道子(たくませいこ)結城章(葵揚)山田紗江(大浦千佳)藤沢哲(榎田貴斗)才津祥子(高畑淳子) 他

 

目次

 

第15週のあらすじ⇩

 

sahimajin.hatenablog.com

 

あらすじ

1月16日 月曜日

めぐみさんは社員を集めて、信金に融資の返済期限を半年延ばしてもらったことを報告する。また、その間に経営を立て直すために舞を含めて営業に力を入れると言う。パイロットになるんじゃないのかとざわつく社員たち。舞は、自分には足りない部分もあるが一緒に働かせてくださいと頭を下げる。

休憩時間、会社の先行きの不安を口にする男性社員たち。

舞が家に帰るとめぐみさんは祥子さんと電話をしていた。めぐみさんの状況を心配している様子。舞は電話で祥子さんに自分がめぐみさんを支えると言う。また、航空会社の内定を辞退したことを話し、「ばんば楽しみにしていたのにごめん。」と謝る。それに対して祥子さんは「よく決心したね」と言うのだった。そして、朝陽くん(第12週参照)が初めて友達を連れてきて、今度学校にも行くことになったという。私も頑張ると言う舞。

和やかに夕食をとる舞とめぐみさん。舞は忙しくなっても晩御飯を一緒の食べようと言い、うなずくめぐみさんだった。

翌日、舞はリストアップされた営業先にかたっぱしから電話をかけるも、どこも取り合ってくれない。すると藤沢さんが飛び込みで営業をすると言いだす。舞も一人で営業に出かけるも受付で断られる。

以前、浩太さんと縁があったカワチ鋲螺(びょうら)の森本さんを訪れる舞。すると森本さんには「経営者が変わってそんな簡単に信用できない」、「自分の会社がどのくらいの製品引き受けられるか分かっていますか?」と言われる。

言われたことを真摯に受けとめ、ネジの勉強を始める舞。そのため笠巻さんにネジについて教えて欲しいとお願いするのだった。

公式ホームページより

1月17日 火曜日

終業後、舞は笠巻さんにネジの作り方である転造と切削について講習してもらう。そこにめぐみさんも加わる。

舞が家にいると悠人が帰ってくる。前回口論になったことを引きずり険悪な雰囲気の二人。

そこへめぐみさんが帰ってきて、雪乃さんからもらった梨を仏壇に供える。そんなめぐみさんを見て悠人は「やつれたな」といい少し心配した様子。

悠人は工場を潰してマンションにしないかと提案する。めぐみさんは悠人に考えてくれてありがとうと感謝を述べるも、楽じゃなくても工場を続けたいと言う。今の会社の現状だと半年ジタバタしたって意味がないと言い残し、悠人は帰って行った。

舞は笠巻さんから教わった知識を使って営業の練習をするも、新規の仕事が獲得できない。

落ち込んで会社に帰ると、山田さんにいつもの調子で「要領よくないですよね〜」と言われてしまう。

疲れて家に帰ってきた舞はポストの中に貴司くんからのはがきを見つける。そこには

君が行く 新たな道を 照らすよう 千億の星に 頼んでおいた

と短歌が書かれていた。思わず空を見上げる舞。

勉強をするためノーサイドに行くと、久留美が同僚の八神先生と仲よさげにデートをしていた。先生に挨拶する舞。

その後店長と話をしていて思わず弱音を吐くが、そんな舞を店長は優しく励ましてくれる。

八神先生が帰った後、久留美は舞にことの馴れ初めを話す。楽しそうに話を聞く舞。そして久留美は舞を気遣い、自分が恋愛をしていることを秘密にしてくれていたのだったと知る。

舞は、先ほど手に届いた貴司くんからのはがきを久留美に見せる。短歌について楽しそうに話す二人。

公式サイトより

1月18日 水曜日

出勤前にネジの勉強をする舞。遅刻しそうになりながらもめぐみさんと二人、浩太さんに行ってきますと挨拶を忘れない。

めぐみさんは藤沢くんに、彼が持ってきた営業先の斑鳩(いかるが)商事さんについてネジの単価が低すぎて赤字になっていると指摘する。藤沢くんはリーマンショックのときにどうにかして会社の利益を生もうと価格を下げてネジを買ってもらったものの、それが今裏目に出てしまったのだった。対策を考えるめぐみさん。

舞は笠巻さんに言われて以前作った太陽光発電のネジを持ってくる。笠巻さん曰く、このネジにはIWAKURAの技術が詰まっているということだった。このことから舞は、このネジを営業先に持っていくことを思いつく。

終業後、ネジの製造費用の内訳について笠巻さんから講議を受ける舞たち。めぐみさんは金型代を考慮し、斑鳩商事さんから受注を受けたネジの新しい価格を決める。

舞はカワチ鋲螺へ行き、森本さんにネジを見せながらIWAKURAの製品の魅力を全力でPRする。お願いします、と頭をさげる舞に森本さんは生前の浩太さんを重ねていた。しかし、仕事はないと断られてしまう。

めぐみさんと藤沢くんは斑鳩商事へ行って値下げの交渉をするも、開口一番で無理だと言われめぐみさんは皮肉をぶつけられる。それに対してめぐみさんは、「主婦が家計守るように社長は会社守らなあきまへん」と返す。強気な姿勢で交渉をし、しまいには「新しい価格は弊社の職人たちが持つ正当な対価やと思ております。」と言って相手の社長を黙らせるのだった。

会社に帰ると藤沢くんは高揚した様子で先ほどあったやりとりを社員たちに話す。やや関心を持ちながら話を聞く社員たち。営業から戻った舞はその様子を嬉しそうに見つめていた。

舞が事務所に戻るとカワチ鋲螺の森本さんから電話があり、新しい仕事の見積を頼まれれる。

公式twitterより

1月19日 木曜日

営業から舞が戻ってくるとたくさんの従業員が残って出迎えてくれる。舞は皆に試作の仕事をもらってきたことを報告する。

しかし、今この工場にネジの設計ができる人がいないことが問題となる。尾藤が手を挙げるも、設計はうまくいかない。落ち込む尾藤を笠巻さんが励ます。

その様子を見た舞は章に電話をかける。試作のネジの設計をお願いしたいと頼み、うめづで待っていると言うも、その日、章はうめづには来なかった。

翌日もなかなか設計が上手くいかない中、章が現れる。自分が連絡したと言う舞。初めは章が手伝うことを渋るめぐみさんだったが、「IWAKURAに恩返ししたいから試作を手伝いたい」という章の言葉に頷くのだった。

章に手伝いを頼んだことを職人に非難されるも、舞と尾藤は試作の手伝いを皆にお願いする。すると、山田を始めとする従業員たちが手伝いを名乗り出てくれた。

章がIWAKURAへやってきて、職人たちと熱心に作業する様子を懐かしそうに見つめるめぐみさん。

作業がひと段落し、舞とめぐみさんは章にお礼を述べる。章は「仕事する楽しさを久々に思い出した」と言う。思わず、戻ってきてもらえませんか?という舞に、ほんまは戻ってきたいと返す章だった。

章を雇いたいが雇い直すお金がない、そのことからめぐみさんは悠人に言われたことを思い出し電話をかける。

後日、めぐみさんは皆を集め、IWAKURAを売ることにしたと話す。土地と工場を売って借金を返し、残ったお金で売主に家賃を払って今まで通りやっていくという計画を伝える。また、工場を売る相手は悠人だと言うのだった。

公式twitterより

1月20日 金曜日

めぐみさんは経営者として、悠人に会社を買い取って欲しいと頼んだのだった。これからはIWAKURAをもっと成長させていきたいと宣言するめぐみさん。

一方で、今まで以上に重たい責任を背負って会社を守っていかないといけないと口にする。一緒に頑張ろうという舞。

社員たちが試作に向けて一丸となって頑張る姿を見て、舞は生前浩太さんが言っていたことを思い出していた。(第14週参照)

連日連夜の試作の末、試作品は完成する。章に礼を言うめぐみさん。

試作品はめでたく合格し早々に大量注文をもらえる。そして、章はIWAKURAに戻ってくるのだった。

舞は電話で、自分が営業で仕事をとってきたことを祥子さんに報告する。嬉しそうに話を聞く祥子さん。

五島でも新たな変化が。みちるさんと朝陽君は家を借りて引っ越しをすることになったのだ。また、朝陽君は小学校に通えるようになったのだった。島の皆にお礼をいうみちるさん。浦さんは、都会でうまくいかない子を引き受ける仕組みをしっかり作りたいと話す。皆で島と子供達の未来を考えていたのだった。

貴司くんが東大阪に帰ってきて幼なじみ3人で飲んでいる。雪乃さんが新聞を持ってきて、貴司くんの短歌が新聞に載ったのだと言う。皆で乾杯をしているとデラシネのおっちゃん(八木さん)が顔を出す。新聞を見て貴司くんに会いに来たのだと言う。そして、これからは貴司くんに店を任せると言いデラシネの鍵を渡すのだった。

社員の前でこれからの意気込みを話すめぐみさん。従業員が働きやすい環境を作るためにも目安箱の設置をすることにした。「皆で会社を育てていきましょう」と言う。

浩太さんの仏壇にネジを供える二人。舞は会いたいな、と言う。ネジのことを話したいし、教えてほしいことも、見てほしいことも、聞いてほしいことも増えていくばかりだと。でも、「お父ちゃんに助けてもろた気がすんねん」と口にする。めぐみさんも浩太さん、これからも宜しくお願いします、と二人は泣きながら笑い合った。

公式twitterより

今週の感想・考察

今週は舞とめぐみさんが奮闘する一週間でした。

初めは不安要素満載でしたが、めぐみさんは意外と肝っ玉の据わっていました。それに加えて浩太さんを側で見てきたことで多少なりとも経営が身についていたんでしょうか。案外経営者の資質が備わっていたのかもしれません。

舞もいきなり営業に行かされて(しかも一人で)散々な目にあいましたが、そこで心折れないのが舞らしさを見せていました。決して派手なタイプではないものの、目的のために地道にコツコツ努力できるところが舞の強さだと思います。(まあ主人公だから文句は言わないと思いますが)

今週面白いなと思ったキャラクターは山田さんです。彼女が初めに出てきた時はなんだこの人は!?と思いました。ポジションが謎だったんですよね。でも、彼女と舞のやりとりを見ているうちに彼女は嫌味な女の子でありながらもどこか一般人に近いというか...。物語のスパイスになっていました。敵でもないし味方でもないところがリアルだなと思います。

来週は4年飛ぶそうなのでまた新たな展開が期待できそうです。正直、舞にはパイロットの夢をあきらめないでほしいですがどうなるんですかね...。

ここまで読んでいただきありがとうございました!