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朝の連続テレビ小説舞いあがれ! 24週(あらすじ・感想と考察)【毎日更新!】

朝ドラ舞いあがれ!24週 ばんばの歩み あらすじ・感想と考察

  桑原亮子   音楽  富貴晴美

 

キャスト

梅津舞(福原遥)岩倉めぐみ(永作博美)岩倉悠人(横山裕)梅津貴司(赤楚衛二)梅津勝(山口智充)梅津雪乃(くわばたりえ)望月久留美山下美月)望月佳晴(松尾諭)笠巻久之(古館寛治)結城章(葵揚)山田紗江(大浦千佳)御園純(山口紗弥加)リュー北條(川島潤哉)浦信吾(鈴木浩介)木戸豪(哀川翔)浦一太(若林元太)中山さくら(長濱ねる)才津祥子(高畑淳子)他

 

目次

 

第23週のあらすじはこちら⇩

sahimajin.hatenablog.com

 

あらすじ

3月13日 月曜日

病院の待合室でずっとそわそわして落ち着かない貴司。そして、ついに赤ちゃんが生まれる。性別は女の子。舞と貴司が愛おしそうに我が子を見つめていると、貴司の両親がやってくる。二人は生まれてきた子供を見て、涙を流す。勝さんに「舞ちゃん、ありがとう。この子に会わしてくれて」と言われ、微笑む舞と貴司。

貴司が絞った候補の中から名前を選ぶことに。舞は”何があっても前に進んで欲しい”という思いから「歩(あゆみ)」と言う名前をつける。そこへ久留美が様子を見にやってくる。「悠人さんきた?」と聞く久留美。舞が、お兄ちゃんとどうなの?と聞くと、久留美はただの飲み友達だと言うが、「もうばったり会って飲むこともないんやろな」と呟く。長崎の病院に行くことが決まったのだった。久留美を祝福する舞と貴司。

数日後、舞と歩は退院し、悠人が家に顔を出しに来る。そこで舞は悠人に久留美が長崎に行くことを伝える。

夜、何度も泣く歩の世話を舞は一人で頑張ろうとする。そんな舞に貴司は、「もっと頼って。二人で親になったんやから」と声をかける。

1ヶ月後、初めて歩を連れて外に出る。その上空をちょうど通っていく飛行機。3人で空を見上げる。

長崎へ向かう久留美のために3人は岩倉家で送別会を開く。話をしていると、いきなり悠人が入ってきて開口一番久留美に「俺と付き合わへんか?」と言う。「もう会われへんのやら計画的に会うしかないやん」と言う悠人へつっかかる口調の久留美だったが、どこか嬉しそうな表情。そしてめでたく付き合うことになった二人。

2年後、舞は貴司と協力して子育てをしながらこんねくとで働いていた。ある日、仕事中めぐみさんから電話があり、祥子さんが入院したと聞かされる。

公式ホームページより

3月14日 火曜日

夜、舞は帰宅しためぐみさんから、祥子さんは脳梗塞だったと聞かされる。信吾さんが助けてくれたおかげで大事には至らなかったものの、ばんばのことが心配だった舞はめぐみさんと一緒に五島へ行くことに。

翌日、二人が病室を訪れると以外と元気そうな様子の祥子さん。しかし、倒れてから手と足の痺れが取れないのだと言う。医師から祥子さんの病状を聞くめぐみさん。幸い軽い脳梗塞だったと言われ安堵するも、手足のしびれが残ることから船にはもう乗せず、1人にさせない方が良いと言われる。その後、めぐみさんは舞にお使いを頼み自分は祥子さんと二人で話をする。

さくらさんのお店にばんばのジャムを届ける舞。そこへ信吾さんと一太くんが現れる。信吾さんに心からお礼を言う舞。一太は「元気出せ、あのばんばだぞ」と舞を励ます。帰り際、さくらさんが祥子さんのために、と手作りのゼリーを渡してくれる。

その夜、貴司と電話をする舞。歩は貴司の両親と遊んでいる様子。明日の夜帰る、と言って電話を切る。めぐみさんは舞に、昼間医者に言われたことを話す。ただ、祥子さんは島から出たくないと言っているようでめぐみさんは悩んでいた。

翌日、二人が病室に入ると祥子さんと豪さんの声が聞こえる。「(船に)もっと乗りたかとよ」と言う祥子さんに「それは無理たい」と言って止める豪さん。

さくらさんからもらったゼリーを食べながら、祥子さんは舞に古いラジオを見せて、これを覚えているかと尋ねる。それは舞が子供の頃見たもので、舞のおじいちゃんが使っていたものだった。今でも祥子さんは修理をしながらそのラジオを使い続けていたのだ。しかし、そのラジオも壊れて使えなくなってしまったのだった。まだ、船に乗りたそうな祥子さんをやんわりと制すめぐみさん。また、1人で島に置いていくのが心配だと言うと、祥子さんは「1人じゃない、皆んながいる。これからも島で暮らす。」と言って会話を終わらせてしまうのだった。

公式サイトより

3月15日 水曜日

大阪に帰ってきた舞とめぐみさん。貴司と歩が二人を明るく出迎える。一方、五島では祥子さんが一人病室でラジオを大切そうに触っていた。

こんねくとでは2025年に開かれる万博に東大阪も参加しないかという提案を持ちかけられる。そのために必要な「新しい技術」について考えてみる舞。

岩倉家に貴司の両親を呼んで一緒に夕食の五島うどんを囲む。食後、皆に祥子さんを家に迎えたいと告げるめぐみさん。貴司や雪乃さんが賛成する中、簡単に賛成できないと言う勝さん。迎える側にも相当な覚悟がいる、今来てもらっても皆忙しくてちゃんと面倒みられないんじゃないだろうか、と意見をする。それを聞いてもう一度、どうすべきか考えることにしためぐみさん。

仕事中のめぐみさんのところへ信吾さんから電話がかかってくる。祥子さんの様子を見に行ったが、気分が沈んでいるようだったと言われる。週末に退院する祥子さんを迎えに舞、貴司、歩も五島へ行くことに。その前にちょっと話がある、と言うめぐみさん。「お母ちゃんの覚悟の話やねん」。

梅津に章を呼び出しためぐみさんと舞。めぐみさんは「ゆくゆくはイワクラを章くんに継いでほしいと思ってる」と伝える。自分の今置かれている状況もあるが、それ以前から章に注いでほしいと考えていた、と言う。なんで俺なんですか、と聞く章。会社を誰に託すか考えた時に子供である必要はないんじゃないかと思ったというめぐみさん。「章くんやったらイワクラを任せられる」。

公式twitterより

3月16日 木曜日

「買いかぶりすぎです」と言う章に、めぐみさんは浩太さんが社長になった頃の話をする。めぐみさんの熱意ある説得で少し表情が変わった章。「少し考えさせてください」という。

祥子さんが退院する日、舞たちは五島の家で祥子さんを出迎える。歩を見て嬉しそうな様子のばんば。一休みして祥子さんが船や畑の様子を見に行こうとするも、島の皆が手伝ってくれていて手持ち無沙汰になってしまう。情けない、自分のことを自分で出来ないことがこんなに苦しいなんて、「これからは出来ないことがもっと増えていくんだ」と悲しそうに言う祥子さん。そんなばんばに舞は小さい頃、「できないんならできることを探せばいい」と教えてもらったことを話し、一緒にジャム作りをしようと元気付ける。

翌日、めぐみさんは祥子さんに「母ちゃん、大阪こんね」と言うも、祥子さんは首を縦に振らない。めぐみさんは続ける。もっと母ちゃんといたいし、母ちゃんの出来んこと、代わりに私がやる。また、社長を辞めて母ちゃんが帰りたくなったら一緒に五島で暮らす、と自分の思いと覚悟を打ち明ける。それを聞いた祥子さんは涙ながらに「大阪行くけん」と答えるのだった。

しばらく経って、祥子さんの送別会が開かれる。集まった皆、祥子さんにお世話になったお礼を口々に伝える。豪さんは「いろいろやってもらったことよりもさ、祥子さんがここにいてくれたことが嬉しかった」と涙目で言う。そこへ祥子さん、と呼びながら若葉が入ってくる。彼女は祥子さんにめぐみ丸の写真を渡す。また、めぐみ丸を讓ってもらったお礼を述べる。「めぐみ丸ばよろしくね」と言う祥子さん。改めて、祥子さんの門出に皆で乾杯するのだった。

公式twitterより

3月17日 金曜日

五島の家を後にする祥子さん。大阪に到着し、梅津岩倉家で皆と一緒に暮らし始める。やりたいこととか行きたいところはある?と聞かれなかなか思いつかない様子の祥子さん。ゆっくりでいいよ、と言われるも新しい生活にまだ馴染めず、五島を恋しく思う。

夜、舞はめぐみさんから祥子さんのお気に入りのラジオを直せる人を探してほしいと頼まれる。

翌日、笠巻さんと会う予定だった舞は、一緒にばんばを梅津へ連れ出す。静かに食事をしていると雪乃さんに面白おかしく話しかけられて自然と笑顔になる祥子さん。その後デラシネに行き、貴司にオススメの本を貸してもらって久しぶりに読書をする。新しい行動を始めた祥子さんをめぐみさんは嬉しそうに見守っていた。

休日、笠巻さんがたくさんのりんごをおすそ分けに持ってきてくれる。そのりんごでジャムを作る舞とめぐみさんと祥子さん。3人がジャムを作る傍らでは貴司と歩が遊んでいる。ジャムを美味しそうに味見する歩を微笑ましく見つめる祥子さん。

その夜、舞は修理したラジオを祥子さんに渡す。喜ぶ祥子さん。舞は生き生きとした様子のばんばを見て嬉しく思うのだった。

ある日、舞の携帯に刈谷先輩から電話がかかってくる。今使っていた倉庫を追い出されてしまったのだが、早急に新しく作業場にする倉庫が必要なため使えそうな倉庫を見つけてほしいと頼まれる。

1ヶ月後、刈谷先輩は難波バードマンの玉本先輩と共にこんねくとを訪れる。二人はアビキルという会社を立ち上げていた。何を作っている会社なのかと尋ねると、空飛ぶ車だと言う。「あの倉庫の片隅にうずくまっとんのは未来の空を夢見る翼とよ!

公式twitterより

今週の感想・考察

今週は副題が「ばんばの歩み」という通り、祥子さんの変化と歩の誕生、成長が描かれていました。二人の対比が根底にあったとは思いますが、明と暗というわけではなく祥子さん自身の成長もあって、見ていて感情が揺さぶられました。

祥子さんを演じていた高畑さんの演技は圧巻で、一人寂しく病室にいるシーンは彼女の一挙一動に目を奪われました。めぐみさんとのやりとりも本当の親子のようで素晴らしかったです。歩と祥子さんのひいおばあちゃんとひ孫のやりとりもほっこりしました。

正直な所、物語の時間が飛び飛びになるスパンが早くなってはいますが、それでも話の筋は分かりやすいのでついてはいけています。。このままのペースで終わって欲しいです。

このままラストに向かっていくとは思いますが、そこに刈谷先輩たちが舞にどう関わっていくのか、また舞の新しい挑戦は続くのか、最後どうまとめるのか楽しみです。