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朝の連続テレビ小説舞いあがれ! 25週(あらすじ・感想と考察)【毎日更新!】

朝ドラ舞いあがれ!25週 未来を信じて あらすじ・感想と考察

  佃良太   音楽  富貴晴美

 

キャスト

梅津舞(福原遥)岩倉めぐみ(永作博美)岩倉悠人(横山裕)梅津貴司(赤楚衛二)梅津勝(山口智充)梅津雪乃(くわばたりえ刈谷博文(高杉真宙)望月久留美山下美月)望月佳晴(松尾諭)笠巻久之(古館寛治)結城章(葵揚)山田紗江(大浦千佳)御園純(山口紗弥加)リュー北條(川島潤哉)浦信吾(鈴木浩介)木戸豪(哀川翔)浦一太(若林元太)中山さくら(長濱ねる)才津祥子(高畑淳子)他

 

目次

 

第24週のあらすじはこちら⇩

sahimajin.hatenablog.com

 

あらすじ

3月20日 月曜日

刈谷と玉本が起業した会社、アビクルを訪れる舞。その倉庫には操縦席のついた大きなドローンが置かれていた。カーボンで作られた骨組みとプロペラのついた機体。刈谷は「来年にはきっと有人飛行にたどり着いてみせる」と力強く話す。

その夜、舞は今日見た「空飛ぶクルマ」のことを家族に話す。また、刈谷と玉本について「二人ともずっと夢を追いかけてて嬉しかった」と言う舞。

翌朝、借りていた本を読み終わったという祥子さんと一緒にデラシネへ向かう貴司。そこへ北條が現れ、祥子さんと挨拶を交わす。貴司は北條に連載の原稿を渡す。北條にそろそろ3冊目の歌集の準備をしないとね、と言われて険しい表情になる貴司。一方、祥子さんは本棚から五島の写真集を見つけて懐かしそうに眺めていた。その晩、貴司は詩を書こうとするも、なかなか書けず苦しんでいた。

舞が仕事終わりにアビクルの倉庫を訪れると、激しく言い争っている刈谷と玉本。頭を冷やすため外へ出た玉本と舞はうめづへ向かう。車の開発が遅れていると話す玉本。そのせいで、資金繰りや部品の調達が思うように行かず悪循環に陥っていると言う。「何か私に・・」と舞が言いかけるも、それをやんわり止める玉本。その晩、舞は難波バードマンでの思い出を思い返していた。

公式ホームページより

3月21日 火曜日

こんねくとでは地元の小学生に向けた技術教室が開かれる。笠巻さん指導のもと、ものつくりの体験をする子供達。教室の終了後、3人でコーヒーを飲みながら刈谷たちの話になる。舞は「私たちも何か力になれないか」と御園に尋ねる。訝しがる御園だったが、関わる価値がある、と強く言う舞。

後日、アビキルを訪れる舞と御園。車の試作を見て驚く御園。刈谷は舞たちに機体の部品の変更をしたいため相談に乗ってくれるところを探してほしい、と頼む。それなら、と自信を持って引き受けるこんねくとの二人。その後、機体の浮上試験をするが中々車は宙に浮くことができない。頭を悩ませる刈谷と玉本。そんな二人の様子を見た御園は舞に、町工場を巻き込めるなら協力するのもアリかも、と賛成する姿勢を見せる。

その晩、貴司は詩が詠めずに悩んでいた。ちょっといいかな、と舞は貴司に相談を持ちかける。刈谷の会社と業務提携したいがそうすると忙しくなりすぎてしまう、と言う舞に貴司は、「そんな巡り合わせ逃したら後悔する」と言って背中を押す。舞も貴司に何かあったら言ってな、と声をかけるのだった。

舞と御園は、アビキルにこんねくととの業務提携を持ちかける。提携することで資金調達や人材集め、広報の活動も手助けできると話す舞。お金のことも含めて渋る刈谷に、今はお金は大丈夫だと言い、こんねくとは空飛ぶ車に関わることで新たな事業につながるんだと話す。また、舞は「何より私が見たいんです。誰でも自由に空を行き来できる未来。」と自分の思いを訴える。そして、アビキルとこんねくとは業務提携をすることに。

舞は家族に業務提携のことを話す。祥子さんは「やりたいことはやったらよか」と言って舞を応援するのだった。

公式twitterより

3月22日 水曜日

ノーサイドで仕事をする佳晴さん。道子さんと一緒に楽しそうに働いていた。舞は悠人に話があり呼び出す。空飛ぶ車へ投資してくれる投資家がいないかと悠人に尋ねる舞。悠人は、まだ世の中に出ていないものに投資してもらうにはトップに立つ人のカリスマ性が重要だと助言する。また、自分のツテで投資家を探すと言ってくれる。久留美との交際も順調そうな様子で安心する舞。

本格的に業務提携することになったアビキルとこんねくと。同じ目標に向かって動き始める4人。また、こんねくとも技術指導を頼まれるなど、新しい仕事が舞い込んできて忙しくなってきていた。

夜、貴司は短歌が中々詠めず階下へ行くと、祥子さんが貴司の歌集を読んでいた。祥子さんが詩を褒めると、貴司は沈んだ表情で(その詩を)自分で詠んだことがすごい遠いことのように思う、と言うのだった。

悠人のおかげで空飛ぶ車に興味を示してくれている投資家が見つかる。本格的にプレゼンに向けて動きだす舞たち。その日の夜、めぐみさんが章を家に連れてくる。「覚悟決めました」と社長を引き受けると言う章。めぐみさんは、ありがとう、と言って頭を下げる。章は舞に一緒に頑張っていこう!と声をかける。

忙しく作業する刈谷と玉本の元に渥美が手伝いに来る。それから機体の調整は急ピッチで進められて、投資家へのプレゼンの日が近づいていた。

公式twitterより

3月23日 木曜日

明日、投資家たちが来るのに備えて刈谷のプレゼン資料をチェックする舞。刈谷は舞に感謝の言葉を述べる。自分でも空飛ぶ車の開発を信じられなくなる時があった、だけど岩倉は信じてくれた、と。そして、「必ず飛ばしてみせる」と力強く言うのだった。翌日、アビキルに3人の投資家がやってくる。刈谷たちは機体の構造などを詳しく説明し、いよいよテスト飛行に。舞たちも見守る中機体はゆっくりと浮き上がり、安定して飛び着地することができた。最後に刈谷は自分の空飛ぶ車への熱い思いを投資家たちに伝える。

そわそわする舞の携帯に投資家から連絡が来る。二人の投資家が出資したいと言っていることを急いで刈谷たちに伝える舞。二人は先行きが見えてきたことへの喜びと安堵で声を上げるのだった。

悠人が久留美を連れて岩倉家にやってくる。仕事も順調でもうすぐドクターヘリに乗れると話す久留美。舞は投資家を紹介してくれた悠人に礼を述べる。協力している舞と悠人の姿を見て、嬉しいと言うめぐみさん。 夕方、公園で二人話す悠人と久留美。「将来のことちゃんと考えてるから」と伝える悠人に久留美は「ありがとう」と言う。

アビキルでエンジニアの採用を考えていると言う刈谷。また、有人機体の製作に取り掛かることも考えており、舞たちにその事業戦略を見せる。また一歩、着実に前に踏み出していくアビキルとこんねくと。

一方デラシネでは、詩が書けなくて貴司は北條に謝る。そんな貴司に北條は、「心配はしていません。梅津先生は苦しんでこそいい詩を詠む人だ」と言い残し帰って行く。

一年近くが過ぎた2019年12月。祥子さんといつも通り喋っているといる舞に、貴司は神妙な面持ちで「話がある」と声をかける。

公式twitterより

3月24日 金曜日

貴司は舞に短歌が書けないことを打ち明け、やめようと思っていると話す。舞は苦しそうな貴司を見て、気付いてあげられねくてごめん、と言うも、僕の問題だから、と言って突き放してしまう貴司。その夜、眠れなくて起きていた舞に祥子さんが声をかける。貴司の仕事がうまくいってなかったことに気づいていた祥子さん。舞は自分が気付いてあげられなかったことへの自責の念にかられる。その様子を見て祥子さんは舞に「どんだけ一緒におってもわからんことやあるとよ」と言葉をかける。その頃貴司はデラシネで八木のおっちゃんから届いたハガキを眺めながら、幼い頃デラシネで交わした会話を思い出していた。

翌朝、おにぎりを握って貴司に届ける舞。貴司は舞に「やっぱり詩はやめたくないと思ってまう」と言う。そして、八木のおっちゃんがパリにいると書かれたハガキを見せ、「おっちゃんに会いたい」と呟く。そんな貴司に舞は、会ってきたら?、「おっちゃんにしか言われへんことがあるんやろ?」と言うのだった。

家族を集め、貴司はパリに行こうと思っていることを伝える。貴司の両親は反対するも、舞は「私は行かせてあげたいです」と言って説得する。めぐみさんは舞がいいなら、と了承し、祥子さんはデラシネの留守番を任せてくれ、と貴司に申し出る。そして、2020年1月、貴司は舞と歩が見送るなかパリへと旅立っていった。

空飛ぶ車の開発は新たなエンジニアを加えて、新しい機体の製作に取り掛かっていた。

公式twitterより

今週の感想・考察

今週は脚本家がまた変わったためか、先週と雰囲気がガラッと変わった気がします。舞の仕事にフォーカスが当たっていました。最初は大丈夫か?と思ったこんねくとも、以外と会社として様になって来ましたね。ただ、収益はどのくらいあるのか気にはなりますが。ツテがものをいう会社になっていきそうです。

その反面、貴司くんはとてもしんどそうでした。そして、しんどくても弱音を吐かず、育児や家事はちゃんとやる彼見てるとこちらまで苦しくなります。印象に残ったセリフとして、祥子さんの「どんだけ一緒におってもわからんことやあるとよ」という言葉。夫婦だから、家族だからといって全てを理解することはできないし、逆に赤の他人だけど理解し合えることもある。貴司くんにとって八木のおっちゃんという存在は自分の気持ちを分かってくれるかもしれない、何か助け舟を出してくれるかもしれない、という最後の砦のような存在なのかもしれません。無事、貴司くんが元気に帰ってきて物語が終わって欲しい所です。