暇人のドラマ・映画感想ブログ

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朝の連続テレビ小説舞いあがれ! 21週(あらすじ・感想と考察)

朝ドラ舞いあがれ!21週 新たな出発 あらすじ・感想と考察

  桑原亮子    音楽  富貴晴美

 

キャスト

梅津舞(福原遥)岩倉めぐみ(永作博美)岩倉悠人(横山裕)梅津貴司(赤楚衛二)梅津勝(山口智充)梅津雪乃(くわばたりえ)望月久留美山下美月)望月佳晴(松尾諭)笠巻久之(古館寛治)結城章(葵揚)山田紗江(大浦千佳)御園純(山口紗弥加)リュー北條(川島潤哉)安川龍平(駿河太郎)浦信吾(鈴木浩介)木戸豪(哀川翔)浦一太(若林元太)中山さくら(長濱ねる)才津祥子(高畑淳子)他

 

目次

 

第20週のあらすじはこちら↓

 

sahimajin.hatenablog.com

 

あらすじ

2月20日 月曜日

結婚式の後、家に戻り浩太さんの仏壇に結婚を報告する舞と貴司。

「無事結婚式をあげることができました」「舞さんを幸せにします」

二人の結婚パーティーノーサイドで行われる。IWAKURAの皆、由良先輩と倫子さん、祥子さんや信吾さんたちなど、たくさんの人たちが集まってくれた。

皆は結婚した舞と貴司を盛大にお祝いする。祝福され、幸せそうな二人。

舞は祥子さんに「どんなことがあってもたかしくんと一緒やったら大丈夫やって思えてん」ばんばとじいじみたいに、と伝える。

そこへ、佳晴さんが悠人を連れてやってくる。皆、「待ってたで」と温かく悠人を出迎えるのだった。

皆が余興で盛り上がっている中、一人店を出て行く悠人。それを追いかける久留美

二人は公園でビールを飲みながら他愛もない話をする。そんな中、久留美が「大事な友達と大事な友達が家族になりました。めっちゃ嬉しくてちょっと寂しいです。」と呟くように言い、それを黙って聞く悠人。

 

パーティーが終わり帰宅しためぐみさんと祥子さん。舞と貴司の結婚は半年前に決まり、二人が住むために急いで岩倉家の2階をリフォームしたのだった。

めぐみさんは、舞たちは私が突然一人にならないよう考えてくれたんだろう、と祥子さんに話す。緊張がほぐれたのか、安堵と寂しさの混ざった涙を流すめぐみさんとそれを温かく見守る祥子さん。

新しい二人の新居に戻った舞と貴司。貴司は「今日の幸せを忘れないように」と短歌を作っていた。「こういう歌にしたなるような幸せ、これからいっぱいあったらええな」という舞。「幸せになろう」と言って二人は指切りをするのだった。

公式サイトより

2月21日 火曜日

朝の出勤前、仲睦まじくお弁当を作る舞と貴司。夕食はおでんにしよか?と楽しそうに相談する二人。

舞の書いているブログもアクセス数が伸びて順調な様子。すると、土屋さんが笠巻さんが腰を痛めたと慌てた様子で伝えにくる。

笠巻さんを病院まで付き添う舞。そこへ娘の佐知子さんが迎えにやって来る。二人のやりとりをどこかぎこちないと感じる舞。

その日の夕食時、舞が笠巻さんは大丈夫だろうかと口にすると、めぐみさんが笠巻さんから退職したいと連絡があったと教える。

後日、社員を集めて笠巻さんが退職することを告げる。土屋さんが「やめたら何しはるんですか?」と質問すると、「まあ家族サービスやな」と冗談半分に答える笠巻さん。

昼休み、社員たちは皆口々に笠巻さんが退職することを惜しむ。そんな中、舞は章から、笠巻さんが娘さんとの関係があまり上手くいってないことを聞かされる。

舞が出先から戻ると市役所の職員が来ている。というには、最近相次ぐ騒音の苦情によりIWAKURAの騒音レベルを測りに来たのだそう。

計測の結果、IWAKURAの騒音レベルは問題がなく一安心する舞と社長。ただ、今の東大阪は工場と家が混在し騒音被害が増加しているという話を聞く。

 

リュー北條がデラシネを訪れ、出版したたかしの歌集が重版がかかったと知らせる。それに対してあまり良い反応を見せない貴司に「梅津さんって夢ないの?」と問うリュー北條。貴司は考え込むのだった。

その日の晩、夕食を貴司が作ってくれたのを見て3人で、家事の分担を決めよと言う舞。貴司は大丈夫だというが、舞は「自分の時間をちゃんと作ってほしい」と貴司に伝える。

数日後、舞はノーサイドで御園と会う。話の流れで御園に工場の騒音の苦情について話をすると、御園は東京でも同じ事例があることを話す。どうにかしたいという舞に、御園はオープンファクトリーは?と提案するのだった。

公式ホームページより

2月22日 水曜日

舞はめぐみさんにオープンファクトリーをやらないかと話を持ちかける。オープンファクトリーとは町の人たちに工場を見てもらったり、ものつくりの体験をしてもらったりすることで町工場を知ってもらうというもの。そのためには地域の町工場の協力が必要になる。

「町の人と工場の間にある心の壁をこわせる気がする」と言う舞。

そして、地域の工場にオープンファクトリーをを提案をする場として、めぐみさんから2代目社長が集まる会を紹介してもらう。

後日開かれた2代目社長の会では皆、騒音被害や人手不足など「しけた」話が中心になっていた。そんな中、舞は皆にオープンファクトリーの話を持ちかける。

皆、始めは反応が良かったものの、実際やるとなると職人たちを休日に無給で働かせることになるなどデメリットが多いため、乗り気な人はいない。

気弱になる舞だったが、社長の中の一人が市役所に安川という、この問題に関して熱い人がいたから相談してみてはどうか、と言ってくれる。

 

デラシネで子供たちと過ごす舞。ひなちゃんとだいちゃんは短歌の宿題がはかどらず貴司に作って欲しいとお願いする。それに対して、それはできない、なぜなら

短歌作るってことはどこにもおらん自分をここにおるでって胸張ることやねん」と言う貴司。そして、二人に作り方を教えながら一緒に短歌を考えるのだった。

その日の夜、貴司は舞に「いつか短歌教室をやれたらいいなと思ってる」と言う。それを聞いて賛成する舞。

後日、市役所の安川に会う舞。舞は安川から渡された名刺にスワン号によく似た人力飛行機のイラストが描かれていることに気がつく。そのことから、この安川という男性がスワン号の元になった飛行機、ターミガン号の設計者だと知る舞。高揚した様子で自己紹介する二人だった。

公式twitterより

2月23日 木曜日

安川に舞の作ったオープンファクトリーの企画書を読んでもらう。他の工場からは人手がいることと、金銭的な問題がネックになって断られていることを話す。安川に協力してほしいと頼む舞。

すると、安川は難波バードマンで舞の先輩だった渥美に協力してもらいことを提案する。彼は今、難波大学の准教授で都市ブランディングについて研究しているらしく、大学と東大阪で何かできないかと考えているようだった。渥美に話をしてみると言う安川。

デラシネでは、北條が貴司に第二歌集の準備をするように言う。しかし、貴司は「子供向けの短歌教室がやりたい」と伝える。始めは渋っていた北條だったが、取材を呼べば宣伝になる!と乗り気になる。

その夜、貴司は舞にイベントの企画の仕方を尋ねる。反対に舞は貴司に良いキャッチコピーがないかと貴司に尋ねるのだった。

後日、渥美にオープンファクトリーの企画を伝えると、ゼミ生にもいい経験になる、と協力してくれるという。このことから、大学生が参加で人出も増えて、市から資金援助も受けられるようになった。

そのことを他の町工場に伝えると彼らも協力してくれることに。

オープンファクトリーのものづくり体験ではみんなで飛行機を作ることになる。

安川や渥美の手によって設計された飛行機の設計図をもとに各工場で部品を作り、当日、お客さんに組み立ててもらう予定だ。

当日、持ち場を笠巻さんに担当してもらいたいと話す舞。娘さんとお孫さんとコミュニケーションが取れたら、と考えてのことだった。賛同する社長や章。

 

4月になり、貴司が主催した短歌教室が開かれる。たくさんの子供たちが集まり大盛況。御園も取材に駆けつけた。貴司は一人ひとりの言葉を汲み取りながら丁寧に短歌の作り方を教える。

子供達の帰り際、「先生、短歌おもろかったわ」と言って帰っていくのを見て、笑顔のなる貴司と舞だった。

公式twitterより

2月24日 金曜日

オープンファクトリーで作ってもらう模型飛行機の準備も着々と進んでいた。舞が梅津で、的場(社長の一人)に試作品を見せると反応も上々。

笠巻さんの退職日、IWAKURAの皆は終業後に笠巻さんを事務所で出迎える。「長い間、...ほんま長い間お世話になりました」と感謝を伝えるめぐみさん。笠巻さんと抱き合う章。皆もそれぞれがお礼の言葉を口にする。

事務所を後にする笠巻さんに舞は、オープンファクトリーに佐知子さんとお孫さんがこれそうか尋ねるが、無理そうだと言われたと聞く。以前章から聞いたことが頭をよぎる舞。

舞は昼食時、佐知子さんを梅津に誘う。佐知子さんにオープンファクトリーの話を持ちかけるも、息子の正行君がおじいちゃんを怖がっているのだという。

お父さんとなかなかコミュニケーションが取れずに時間が過ぎて、関係に溝ができてしまったと言う佐知子さん。そんな彼女に舞は「せやから来ていただきたいんです」と言う。働いているところを見ればきっと笠巻さんの人柄が伝わると思うと話す。舞の言葉を聞いた佐知子さんは正行にもう一度聞いてみる、と言うのだった。

 

オープンファクトリー当日、大勢の人が見学に訪れ参加した7つの工場はどこも盛況。安川や、渥美、御園たちも忙しく働いていた。

舞はものづくり体験のブースを担当し、子供達に模型のつくり方をレクチャーしていた。そこへ佐知子さんと正行君がやってくる。笠巻さんに対して消極的な態度を見せる正行君。笠巻さんもどこかぎこちない。

だが、飛行機の模型を作り始めると、舞のアシストもあってか二人は次第に打ち解けていく。飛行機に興味がある正行君は笠巻さんの仕事にも興味を持った様子。笑みがこぼれる笠巻さんだった。

無事、オープンファクトリーが終了し梅津で打ち上げが行われた。尽力した舞にもねぎらいの言葉がかけられる。次回のオープンファクトリーに向けて意欲的な様子の舞や工場の面々だった。

公式twitterより

今週の感想・考察

今週はおめでたいシーンから始まり、幸せいっぱいなスタートでした。行き付けのお店での結婚パーティー、五島のみんながわざわざパーティーに来てくれる、結婚後は実家の二階に住む、etc...

どれも等身大の舞と貴司くんらしい描写でほっこりさせられました。周囲の人を大事にしているからこそ周囲からも祝福されるんでしょうね。

ただし、結婚しても舞ちゃん節は健在で、先陣切ってイベントを仕切ったり、人の家族におせっかい焼いたりで、もっと新婚生活を満喫してもいいんじゃないかと思うくらい忙しそうでした笑。

今週は、元難波バードマンの面々が再会し、飛行機で心通じ合うエピソードにぐっときました。舞と安川さんはサークルの活動時期はかぶっていませんが、やはり人力飛行機を経験したという大きなものが二人の中にあり、再会はそれを思い出させたんでしょうね。人力飛行機、偉大です...。視聴者もあの時のエピソードを思い出して、舞ちゃんと一緒に青春に帰ったかのような気分になったのではないでしょうか?

一緒に空を飛んだ仲間ではなく顔も知らない人(おじさんですよね...)に会っただけなのに、あんなに爽やかな気分にさせられるなんて音楽や演出ってすごいな〜と思いました。

 

これからも舞ちゃん節は続いていきそうな様子ですが、そろそろ悠人と久留美に進展があっても良さそうですよね。久留美は色々なことがあった分、一番幸せになってもらいたいキャラです(個人的に)。また、そろそろ物語も終盤に近づいていっているので、もう少し舞と飛行機を関連付けるエピソードが出てきてほしいところです。